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「建物の名札文化」と様々な素材を紹介

玄関の中でも極めて小さなパーツとしてありながらも建物の名札として重要な役割を果たす家の「顔」について、今までとこれからでどのように変わっていくのでしょうか。その歴史の始まりと、現在親しまれている様々な素材について紹介してまいります。

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海外にない日本特有の文化だからこそ面白い

意外なことに、表札の歴史はここ100年程度と言われています。日本人は明治維新をきっかけに個人が苗字を持つようになり、大正時代に発生した関東大震災で安否を知らせる工夫として家の外に掲げられるものとして広く普及しました。ちなみに海外ではこの文化はなく、世界的に珍しい日本の特徴のひとつといえます。
かつては木製が主流でしたが今では様々な文化が織り混ざった建物も増えたのと合わせて陶器やガラス、ステンレスと多種多様なものが制作されており、名前を表すということ以外にもデザイン自体を楽しむ風潮が生まれてきています。

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かつて木造が主流だった時代からステンレス

登場して間もない頃には木製の製品が主流でしたが、今は雨に濡れても錆びづらいステンレスがオーソドックスになっています。ただ今はさらにその他にも様々な素材がございます。古風な雰囲気が漂う「石」や、陶器を使用した「ナチュラルバイン」、針金のように名前の形を作る「アイアン」、透き通って清潔感のある「ガラス」など、使用する素材によって大きく印象は変わることでしょう。
これまで金属加工の経験を培ってまいりましたので、ステンレスのオーダーメイド制作を得意としています。まずは一度ご相談いただくことをおすすめいたします。

家や会社、店舗などに訪問されるお客様のためだけでなく、表札とはその建物で一緒に過ごす人たちにとっても特別なものとなりえます。普段は意識して見ることはなくても、自然と視界に入っているもので記憶にしっかり刻み込まれています。久しぶりに帰省する実家の門を見たときに、懐かしさを感じることはありませんか。
小さなパーツでも、かつては一緒に日々を歩んだ物です。家族や仲間を繋ぐ大事なワンピースに愛情を込めて共に制作していきませんか。滋賀県内でオーダーメイドのご要望があれば、できるだけ迅速に対応させていただきます。